こんにちは!ゆうた先生(@yutasensei_edu)です!
今回は、ズバリ「ママの言うことを聞けない子」の対応法についてお話していきます。
うちの子もときどきあるのよね…どうしたら
一緒に考えていきましょう!
「ママの言うことを聞けない子」
障害のある子もない子も
お母さんなど、身内の言うことを聞くことができない子、できない時期というのはあると思います。
特に出先でお子さんが言うことを聞いてくれなくて大騒ぎしてしまうのは、とても辛いですし、大変ですよね?
今回のケーススタディは
「ママの言うことを聞けない子の対応方法5選」
について、お話ししていきます!
1 言うことを聞けない子ってどんな子?
まずは、どんな子か見ていきましょう!
例えば
- 遊んでいて出かける時(他のことをするとき)にやめられない
- 行くよといっても動かない
- 何か買ってほしくて騒ぐ
- 予定が変更した時に、納得できずただをこねてしまう
- ごはんを食べてほしい時に食べてくれない
- 着る服選びで言うことを聞いてくれない
などがありますね。
上に挙げたように、一概に子どもが言うことを聞いてくれないといっても、中身は様々です。
その状況や内容をしっかりと把握していくと、どうして言うことを聞くことができないのかという、お子さんの気持ちを理解することができますね。
2 どうして言うことを聞けないの?
それでは、どうしていうことを聞けないのか、その理由を考えていきましょう!
・子どもにも意思がある
・今後の見通しがもてていない
・物事の切り替えが苦手
・同じものを選ぶことで不安感を解消している
お子さんによって理由も様々ですね。
「僕はこれをしたいんだ!」という強い意志やこだわりが理由でこちらの話に耳を傾けてくれない、という子もいれば、今何をするの?次は何をするの?と先の見通しがもてていない子、そもそも物事の切り替えが苦手な子、本当に様々、十人十色です。
特に、自閉症のお子さんで多いのは変化に対応することが苦手な子です。同じものをパターン的に選んだり、同じことを継続したりすることで不安感を解消しているので、変化に対しては無視したり、頑なになってしまったりすることもあり得ます。
また、お子さんによっては内容ではなく、その時の時期や周期なども関わってくる子もいます。
お子さんがどうして聞けないのかという状況について的確に把握するには、様々な情報を整理していく必要があるので、少し大変かもしれませんが、ここでしっかりと分析をすることができれば、適切な対応も見えてきます。
3 対応方法5選
それでは、次に考えられる対応方法についてご紹介していきます!
先ほど挙げたように、お子さん一人ひとり理由が異なります。
全ての対応方法が当てはまるわけではありません。ご紹介する対応方法の中から、合いそうなもの、できそうなものを選んでやってみてください。
- 見通しをもってもらう
- 回数を決める
- どこまでならできるか話し合って決める
- 「今回は〇〇だけど、次回は〇〇」と、次の約束をする
- 外的要因を用いてみる
✔︎見通しをもってもらう
まずは、次のこと、この後にすることについて見通しをもってもらうことが大切です。障害のあるお子さんは、なかなか目に見えない先のことをイメージすることが苦手な子が多いです。
それでは、どのようにして見通しをもってもらうのか?視覚的に示して伝えることが、お子さんにとってはより分かりやすいです。
絵や写真で伝える、文字で伝える、時刻や順番の番号を併せて一緒に示していくことで、見通しがもてるようになり、スムーズに次の行動に移ることができる、という子が多いです。
気を付けるポイントとしては、言葉や指差しも併せてしっかりと伝えていく、ということが大切です。
一度だけでなく、2〜3回伝えると、より見通しをもつことができ、安心することができる子が多い印象があります。
✔︎回数を決める
何かに夢中になっている時には、どうしても切り替えることが難しいですよね。
そういう場合は、事前に回数や分数など、区切りとなるものを設定してあげると、うまく切り替えられる子が多いです。
「事前に」ということが大切ですね。その時になってしまってから急に「10回ね」と言ってもなかなか納得できない子もいます。
これも、言葉だけではその子の中に残らない場合がありますので、視覚的に示すことができれば、より上手に切り替えができると思います。
時間で切り替えを促すのであれば、例えば「タイムタイマー」などが使えますね。回数で示すのであれば、マグネットで枠が埋まっていくボードを使用するなどの方法で視覚的に示すことができると、子どもたちも切り替えのタイミングが分かりやすいですね。
✔︎どこまでならできるか話して決める
言葉でやりとりができるお子さんであれば、どこまでであれば取り組むことができ、どこまでが難しいのか話し合い、お互いの妥協点を見つける、という方法もあります。
「その子にとってはまだ難しい段階なんだ」とこちらが理解し、一つ二つ取り組みやすい内容に変えるか、取り組む内容を少なくするか等しながら、お互い納得のいくポイントを見つけていきましょう。
ここからはいいけれど、ここまではやって欲しいということをしっかりと伝えることが大切ですね。
✔︎「今回は〇〇だけど、次回は〇〇」と、次の約束をする
時と場合によって、またお子さんの様子によっては、「これはもうこれ以上言っても難しいな」というときがありますよね?
そういう時は、潔く引くことも大切です。粘っても状況が悪化してしまうことが多いです。
ただ、「じゃあいいよ」ではなく、「私は本当はこうして欲しかった」という気持ちを伝えることや、「今回は〇〇だけれど、次は〇〇しようね」など次に向けての話や約束をしておくことが重要です。
特別支援教育では、あまり自分の気持ちや考え方を子どもたち伝え伝えようとしている先生が多くない印象ですが(一般的に見て良いか悪いかを伝えることはしていると思います)、私は教師という以前に、人としてこう考える、という自分の考えや気持ちを子どもたちに伝えていくことはとても大切だと思っています。
✔︎外的要因を用いてみる(環境を変えてみる)
外的要因とは、周りのからの刺激のことです。つまり、第三者の人の関わりや支援によって、切り替えや取り組みができるようになる、ということです。
たとえばお母さんや教師がその子と一対一で関わり、なかなか切り替えができない状況にある場合は、一度別の人と交代して関わる人の環境を変えてみてください。
意外とすんなり切り替えられることもあります。
一対一で関わっていくと、お互いどんどんかたくなになってしまうこともありますので、そういったときはとても有効だと思います。
また周囲の人に対して意識することができる子であれば、周りの人がどう思っているかを話し、少し外の環境に注意を向けさせるなどして切り替えを促してみるもの一つの手段かと思います。
4 まとめ
この記事のまとめです!
【ケーススタディ4】なかなかママの言うことを聞くことができない子の対応法5選
⭐️どんな子?
- 遊んでいて出かける時(他のことをするとき)にやめられない
- 行くよといっても動かない
- 何か買ってほしくて騒ぐ
- 予定が変更した時に、納得できずただをこねてしまう
- ごはんを食べてほしい時に食べてくれない
- 着る服選びで言うことを聞いてくれない
⭐️どうしてできないの?
・子どもにも意思がある
・今後の見通しがもてていない
・物事の切り替えが苦手
・同じものを選ぶことで不安感を解消している
⭐️対応方法5選
- 見通しをもってもらう
- 回数を決める
- どこまでならできるか話し合って決める
- 「今回は〇〇だけど、次回は〇〇」と、次の約束をする
- 外的要因を用いてみる
5 おわりに
いかがだったでしょうか?ぜひ、参考にしていただければ幸いです♪
対応方法について、共通しているのは、「気持ちや考えのやりとり」、「お互いが納得すること」をしっかりと取り組んでいくことです。
また、自分で切り替えが難しい瞬間は、こちらが環境を変え、うまく切り替えができるようにしていくことも大切ですね。
ときどき、切り替えが難しい瞬間にだけ指導・支援をしている方もいますが、そのやり方だと、本人にとって辛いことが多いと思います。
気持ちが落ち着いている時にこそ、様々な取り組みを通して切り替えができるよう支援をしていくことがとても効果的であり、お子さんも自己肯定感を高めながら、自信をもちながら切り替え上手になっていくと思います。
今回は、切り替えられない状況にあるときの対応方法でしたが、別の投稿で切り替え上手になるための指導・支援方法についてもご紹介していきます♪お楽しみに!
日々の育児、家事に追われて余裕がない方もいるかもしれませんが、そこを頑張ることで、その後が楽になるので、ぜひできるところからやってみてください!
もっとここが聞きたい!こういうパターンは?など知りたいことなどがあれば、お気軽にご連絡くださいね♪
次の記事もお楽しみに!
最後に、障害のことや子育てのことなど、何かお悩みのことがあれば、ぜひお気軽にご連絡ください!
話すだけでも気持ちが楽になることもありますので♪
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