こんにちは!ゆうた先生(@yutasensei_edu)です!
今回は、『障害』ってなに?ということで、『障害』について、自分の捉え方もふまえて解説していきます!
よろしくお願いします!
ここでいう『障害』は電波障害などの障害ではなく、人の脳機能障害や身体的な障害についてです。
1 障害ってどんなもの?
(1)マンガやドラマ、映画からイメージしてみよう!
まずは、イメージをもちやすいところから話していきます。
障害というと、
- 耳が聞こえない人?
- 目が見えない人?
- 車いすに乗っている人?
と思い浮かべる方も多いのではないでしょうか?
耳が聞こえない、聴覚障害と言いますが、最近ではマンガ
- 『聲の形』(大今良時)
- 『王様ランキング』(十日草輔)
などが有名ですね。
ドラマだと、柴咲コウさん主演の
- 『オレンジデイズ』
- 『半分、青い。』
が有名ですね。
目が不自由な人、視覚障害と言いますが、これは最近
- 『恋です!~ヤンキー君と白杖ガール~』
がドラマで放送されていましたね。
車イスに乗っている人、肢体不自由や運動障害といった領域になりますが、これはドラマ
- 『1リットルの涙』
が有名ですね。
その他にも、知的障害や自閉症を題材にした映画では、有名なもので、
- 『アイ・アム・サム』
- 『フォレスト・ガンプ/一期一会』
があります。
これは自分の大好きな映画の一つです。
ぜひ、見てみてください。
本当に感動します。
『アイ・アム・サム』は4,5回見返しています。いつ見ても泣ける、、
(2)障害のある有名人を知ろう!
日本でも世界でも、障害があると診断されている有名人の方はたくさんいます。
- 『米津玄師さん』高機能自閉症、ASD(自閉スペクトラム症)
- 『深瀬慧さん(SEKAI NO OWARI)』ADHD(注意欠如多動症)
- 『栗原類さん』ADHD、ASD、LD(限局性学習症)
- 『ウィル・スミスさん』発達障害
- 『トム・クルーズさん』LD
- 『イーロン・マスクさん』ASD
- 『ミッツ・マングローブさん』LD
他にも障害のある方で有名な方はたくさんいます。
こうやって考えると、『障害』に対してより近い存在としてイメージできるのではないでしょうか。
先ほども述べた通り、『障害』の種類は細かく見ていけばたくさんあります。
しかも、『障害』の考え方は時代とともに変化していきます。
一つ一つの障害を知っていくことも大切だと思いますが、
私はその前に『障害』の捉え方を考えることがとっても重要だと思っています。
2 Yuの考える『障害』の捉え方
障害についての研究や考え方はたくさんあります。
その中で自分が一番しっくりきている『障害』の捉え方について解説していきます。
ここが今回の一番伝えたいところです!
分かりにくい部分があるかもしれませんが、ぜひ最後までお付き合いください!
(1)人はみんな同じ線上にいる、スペクトラムという考え方
『障害』に対する考え方で、「スペクトラム(連続性)」というものがあります。
人のもつ特性は程度の問題である、ということです。
例えば、『こだわり』が強い子どもがいたとします。
- A君:「電車」が好きで、休みの日には電車の本を見たり、写真を撮ったり
- B君:「電車」のアニメが好きでよく見ている
- C君:「電車」が好きで、駅へ行くとずっと電車を眺める。お母さんの声掛けにも応じず、連れて行こうとすると大騒ぎをしてしまう。結局次の予定はキャンセルか、遅らせることになった。
A君、B君の『こだわり』。
これらも『こだわり』の一種ですが、何か困りごとがあるかというと、そういうことはありませんね。
対して、C君は「電車」に対する強い『こだわり』によって社会にうまく参加できなくなってしまっています。
そうした部分があって初めて『障害』という枠にあてはめられていきます。
ただ、それでは一人ひとり事例を見ていかなければならないですよね。それをなくすために『障害』を定義する基準が示されています。(例えば、知的障害はIQ75以下など)
※細かい定義などは別の記事で解説していきますので、楽しみにしていてください☺
つまり、『こだわり』もその程度によるのです。
『こだわり』の強い人もいれば弱い人もいる。その中で現代の社会適応が難しい場合は『障害』と定義されることがある。
私はそんな感じで捉えています。
語弊を恐れずに言えば、
定型発達(障害のない人のこと)の人でも、
よくよく見てみれば何かしら部分的には障害の気質をもっているだろう。なぜならスペクトラム(連続性)だから。
と考えています。
私自身、気質的に見てみればAD/HD(注意欠如多動症)よりはASD(自閉スペクトラム症)傾向だなと思っています。
今の時代では『障害』と定義されていませんが、時代が違えば『障害』と診断されているかもしれません。
(2)その時その時の時代によって障害かどうかは変わる
障害の歴史はまだまだ浅いです。
先ほどから、今の時代では、ということが多かったと思います。
時代が違えば『障害』の定義も違う、ということです。
実は、『障害』についての歴史は1900年代~とかなり浅いです。
『障害』のある人は一定の割合で存在する、と研究されていますので、1900年より前は『障害』の人がいなかったということはまずないでしょう。
つまり、昔は「変わった人」というカテゴリーに振り分けられていたのだろうと思います。
その場合『障害のある人』ではないのです。
ただ、その人が今の時代に生きていれば『障害のある人』と定義されるでしょう。
昔と今で『障害』に対する定義が違う(細かく見ていけば昔と今では定義が変わっています。)、ということは今と未来でも『障害』に対する定義が変わっていくであろうことは容易に想像できます。
現代はWeb3.0など、オンラインでの技術が非常に速いスピードで進歩していく世の中です。
今までよりも速いスピード感で『障害』の定義、捉え方が変わっていくのではないかと思っています。
『障害』についての知識を得ることはとても大切なことだと思いますが、
その前に、私自身が『障害』をどう捉えているか、ということを知っていただきたく、語らせていただきました。
3 さいごに
最後に、教育者の立場から(研究者的な考えではなく)『障害』についてお話します。
『障害』と診断されていても、社会に対応できる力を身に着けることができ、自分で対処することができるようになれば、その人はもはや『障害のある人』ではない、と私は思います。
例えば、「特定の音が苦手で聞くとパニックになってしまうD君」がいたとします。
この子が「特定の苦手な音を聞いたら即座にイヤーマフ(耳栓的役割、形はヘッドフォン)をして対応する」
ということができれば、「特定の音パニック」の障害(壁)はほぼなくなったと言えるのではないでしょうか?(もちろん、そのような特性をもつ子は、他にも様々な困難を抱えており、一つ一つクリアしていく必要はあります。)
さいごに、私は『障害』とは
「その人自身が『障害』をもつ」
のでなく、
「その人の前に立ちふさがる壁『障害』がある」
という意味で捉えています。
言葉遊びと言われてしまえばそれまでですが、これが私の『こだわり』です。
4 まとめ
書いていてつい熱がこもってしまい、支離滅裂になってしまっているかもしれません。お許しください。
この記事のまとめです!(自分が伝えたかった事の抜粋です)
- 『障害』はスペクトラム(連続性)であり、すべての人は同じ線上にいる(障害は程度)
- 『障害』はその時代の社会に適応できるかどうかで決まるので、時代が違えば『障害』の定義も変わってくる
- 「『障害』を抱える」や「『障害』をもつ」のではなく、「目の前に障害(壁)がある人」という捉え方
言いたいことは伝わったでしょうか💦
考え方について伝えるのって難しいですね。
もっとみなさんにクリアに伝わるようこれからも精進していきますので、今後もよろしくお願いします。
それでは!
次の記事もお楽しみに!
最後に、障害のことや子育てのことなど、何かお悩みのことがあれば、ぜひお気軽にご連絡ください!
話すだけでも気持ちが楽になることもありますので♪
大したことじゃないけど、、、
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